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図書出版 群青社

教育 『フィンランドの高校生たちが人生について考えていること』

教育

いじめ・不登校・管理主義・PISA・臨床教育学・子ども理解のカンファレンス・大学入試センター試験・学力低下・AO入試・教科書検定・「慰安婦」問題・家永教科書裁判・歴史修正主義

『フィンランドの高校生たちが人生について考えていること』
    

田中孝彦・森 由己
定価1,980円(1,800円+税)  A5判並製186頁

フィンランドの高校生たちの語る、生活、地域、学校、家族、幸福観。

目次
I フィンランドの3人の高校生が語った生活と人生
  • 自己紹介
  • 毎日の生活
  • カヤーニという地域
  • 学校とその特徴
  • 家族のこと
  • 人生設計と幸福観
  • 現在の自分についての自己評価
  • 競争、フィンランドの将来など
II インタビュー・ノート
  • カヤーニという地域
  • 高校生たちの語りの主な内容
  • 3人の印象
  • インタビューを終えて
III 地域に根ざし、世界に向き合う教養とその社会的母胎
  • 私のフィンランド調査から
  • PISAの意味と問題――問われるフィンランドへの関心の質
  • PISAの「高成績」に関するフィンランド当局の説明
  • フィンランドの高校生たちの教養の質への着目
  • 子どもたちの教養の母胎としての人びとの暮らし
  • フィンランド・モデルを考える
  • 日本の教師たちの模索の意味
著者紹介

田中孝彦(たなか たかひこ)

1945年、北京(中国)に生まれる。1968年、東京大学法学部卒業。1975年、東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。東京大学。東京経済大学、北海道大学、都留文科大学を経て、現在、教育思想家。主な著書に『子どもの発達と人間像』(青木書店、1983年)、『子どもらしさのこれまでこれから』(新日本出版社、1990年)、『人が育つということ』(岩波書店)、『子どもの人間形成と教師』(新日本出版社)、『保育の思想』(ひとなる書房)、『生き方を問う子どもたち』(岩波書店)、『臨床教育学序説』(編著。柏書房)、『希望をつむぐ学力』(編著、明石書店)などがある。

森 由己(もり ゆき)

1952年、神戸市に生まれる。1976年、東京教育大学教育学部特殊教育学科卒後、養護学校教師を経て障害者地域作業所職員となり、障害者の外出支援活動を行う。その後、社会福祉法人恒道会のコッミュニティー・ケア・センターにて高齢者・障害者の在宅介護のコーディネーターとして勤務。