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図書出版 群青社

教育 『先生、ホンネを聞かせて!』

教育

いじめ・不登校・管理主義・PISA・臨床教育学・子ども理解のカンファレンス・大学入試センター試験・学力低下・AO入試・教科書検定・「慰安婦」問題・家永教科書裁判・歴史修正主義

『先生、ホンネを聞かせて!』
             新管理主義教育が子どもを切り捨てる

平井美津子・本庄 豊
定価1,760円(本体1,600円+税)  四六判並製178頁

――私が心に一番響いたのは、「これから先、ずっと生徒の方にいよう」って先生が言った言葉でした。聞いたとき、涙が出そうになりました。(本文より)

校門で生徒たちをチェックする教師たち。全国のどこにでもある学校の朝の風景。しかし、問題は、たんに生徒への頭髪・服装・化粧の「指導」にとどまらない、学校自体の閉塞したさまざまな管理主義にある。本書は、学校の自由と民主主義のためにたたかった生徒と教師の物語である。

目次
第1章 頭髪・化粧・服装指導への異常な「情熱」
第2章 心の中までは強制されへん
第3章 途方にくれる教師たちのつぶやき
第4章 [対談]新管理主義をどうみるか、どう克服するか
第5章 未来の教師たちへ
著者紹介

平井美津子(ひらい みつこ)

大阪市生まれ。立命館大学文学部歴史学科(日本史学専攻)卒業後、大阪府吹田市の公立中学校社会科教師となる。立命館大学非常勤講師(社会科教育)。大阪歴史地理教育協議会常任委員、大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会世話人、子どもと教科書大阪ネット21運営委員。著書に『歴史教科書 何が問題か』(共著、高文研、2008年)、『ちゃんと学ぼう憲法 1』(共著、青木書店、2008年)などがある。