教育
いじめ・不登校・管理主義・PISA・臨床教育学・子ども理解のカンファレンス・大学入試センター試験・学力低下・AO入試・教科書検定・「慰安婦」問題・家永教科書裁判・歴史修正主義
『センター試験』
その学力に未来はあるか
谷口典雄・山口和孝
定価2,640円(本体2,400円+税) A5判並製
低下し続ける高校生の学力。大学入試制度はどうあるべきか。
高校生のほとんどが巻き込まれ、“国民的行事”ともなっている大学入試センター試験。しかし、その下で、高等学校教育は大きくゆがめられ、大学入試センター試験を受けて大学に入学してきた学生の学力は、どんどん摩滅している。これまで、誰も指摘してこなかった大学入試センター試験の実態を、高校進路指導の現場から告発し、大学入試制度の抜本的改革を提言する。
目次
第1章 | あの手この手の受験生獲得 |
|
|
第2章 | 高校生の学力低下とその原因――大学入試改革は日本の未来を左右する教育問題である |
|
|
第3章 | センター試験の罪状――大学入試史上最悪の“陰の番長”を葬ろう |
|
|
第4章 | 推薦・AO入試で高校教育は自滅する |
|
|
第5章 | センター試験を解いたこと、ありますか? |
|
|
第6章 | 大学関係者はこう考えている |
|
|
第7章 | 「獲る入試」から「育てる入試」 |
|
著者紹介
谷口典雄(たにぐち のりお)
1967年福井県生まれ。京都大学教育学部卒業後、福井県立高校教諭。著書に『これでいいのか大学入試』(共著、大月書店、1998年)がある。
山口和孝(やまぐち かずたか)
1948年広島県生まれ。国際基督教大学大学院後期博士課程満期退学。埼玉大学教育学部教授。主な著書に『新教育課程と道徳教育』(エイデル研究所、1980年)、『子どもの教育と宗教』(青木書店、1998年)、『これでいいのか大学入試』(大月書店、1998年)などがある。