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図書出版 群青社

発達 『乳幼児の運動発達と支援』

発達

障害の早期発見・からだの変形・からだの動き(あおむけ・うつぶせ・寝返り・首の座り・四つ這い・這い這い・高這い・座位保持)・低体重・原子反射・近江学園・びわこ学園・発達保障・糸賀一夫・田中昌人

『乳幼児の運動発達と支援』
             気になる動きと弱さへの指導 発達障害児も視野に

北村晋一
定価2,840円(本体2,600円+税)  A5判並製278頁

乳幼児のからだと発達の基本がすぐにわかる
経年的にからだのさまざまな部位が変形していく脳性麻痺の子どもたち。思いが伝わらず緊張でからだを硬くしている知的障害や自閉症の子どもたち。こうした子どもたちは乳幼児期に形成されるべき運動の獲得が不十分なため、思い通りにからだを動かせなかったり、過度の緊張でからだを硬くしている。からだの動きの基礎が形成される0歳から6歳までの乳幼児期の運動発達獲得のみちすじと、子どもたちへの具体的な対応を、約500点の写真と図表で示す。

目次
第Ⅰ部 乳幼児の運動発達
第1章 新生児期の運動発達――たしかな足どりへの出発
第2章 生後9週から12週頃の運動発達――運動の力をたくわえる
第3章 生後16週から20週頃の運動発達――自分の力で姿勢を変える
第4章 生後24週頃の運動発達――ひとつの姿勢をとりつづける
第5章 生後36週頃の運動発達――平面を自在に動きまわる
第6章 生後48週頃の運動発達――立体の世界へ立ち上がる
第7章 1歳半すぎからの」運動発達――大きな世界への飛躍
第8章 幼児の運動発達――1歳半から6歳まで
第Ⅱ部 支援の実際
第1章 乳幼児の身体運動への援助の実際
第2章 気になる子どもの姿と運動障害
著者紹介

北村晋一(きたむら しんいち)

1967年、東京都立文京盲学校高等部専攻科卒業。1968年~2005年、東京都立肢体不自由養護学校勤務。2005年より東京国際福祉専門学校。2011年、白梅学園大学大学院子ども学研究科博士課程。主な著書に『乳児の運動発達』(共著、全国障害者問題研究会出版部、1985年)、「言語指導と発達」『障害児の育て方と指導法』(分担執筆、総合労働研究所、1982年)、「人間にとって手とは何か」『障害児のための新・手の使い方の指導』(分担執筆、かもがわ出版、1999年)、『脳性麻痺の運動障害と支援 実践篇』(群青社)などがある。