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図書出版 群青社

社会 『テロルの時代』

社会

優生思想・環境協定・情報公開・地域精神医療・治安維持法・パレスチナ・反原子力・ビキニ環礁・日本学術会議・電源開発促進法・原子力委員会・原子力基本法

『テロルの時代』
             山宣暗殺者・黒田保久二とその黒幕

本庄 豊
定価1,760円(本体1,600円+税)  四六判並製

山本宣二暗殺の黒幕、遂に明らかされる!!
1929年3月5日。この国が戦争への坂道を転がり始めた暗黒の時代、治安維持法下にあって、当時民衆の絶大な支持を集めた山本宣治は、独り帝国議会において国家権力に闘いを挑み、やがて右翼七生義団に所属した黒田保久二の手により殺害された。背後に蠢く内務省(警視庁特高)。黒幕某は戦後、国家公安委員長、そして国会議員となる……。
わずかな資料をもとに暗殺者とその黒幕の影を追い、中国、韓国、日本各地に取材した渾身のノンフィクション! 日本近代史の闇が明らかにされる。

目次
第一幕
第二幕
第三幕
第四幕
第五幕
著者紹介

本庄 豊(ほんじょう ゆたか)

群馬県安中市出身。東京都立大学経済学部卒郷。公立中学校(社会科)勤務を経て、立命館中学校・高等学校教員、立命館大学兼任講師。山本宣治を中心とした近代日本社会運動史・移民史などが専門。主な著書に『戦争孤児』(新日本出版社)、『魯迅の愛した内山書店』(かもがわ出版)、『優性思想との決別』(群青社)、『パウリスタの風』(群青社)などがある。