保育
障害の受容・巡回相談・大津方式・困難を抱える子・子育て支援・きょうだい・保護者支援
『シリーズ 子ども理解と特別支援教育②』
子ども理解で保育が変わる
芦澤清音・浜谷直人・野本千明/編著
定価2,299円(本体2,000円+税) A5判並製
子どもの心の動きを読み取る保育を
子どもたちは、他の子どもと接するときと障がいがある子どもとでは、向きあうモードを変えるのだろう。子ども自身ではなく、障がいに焦点があたり、障がい対応モードになる。そうなると、障がいの特性が独り歩きしはじめ、気になる行動は障がいの特性であって、専門的な対応をすべきだということになり、子どもの思い、つまり、内面の心の動きや声は問題にされなくなってしまう。(本書「プロローグ」より)
目次
第Ⅰ部 | 困難を抱える子どもと育ちあう保育実践 |
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第II部 | 子ども理解の視点 |
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著者紹介
芦澤清音(あしざわ きよね)
1958年生まれ。帝京大学教育学部教授。臨床心理士・主な著書に『発達障がい児の保育とインクルージョンーー個別支援から共に育つ保育へ』(大槻書店、2011年)、『1、2歳児の自己肯定感の土台を育むーー泣いて笑って育ち合う16人の物語』(共著、ひとなる書房、2015年)、『多様性がいきるインクルーシブ保育――対話gと活動が生み出す豊かな実践に学ぶ』(共著、ミネルヴァ書房、2018年)などがある。
浜谷直人(はまたに なおと)
1953年生まれ。首都大学東京人文科学研究科教授。主な著書に『多様性がいきるインクルーシブ保育――対話gと活動が生み出す豊かな実践に学ぶ』(共著、ミネルヴァ書房、2018年)、『子どもと保育者の物語によりそう巡回相談――発達がわかる・保育が面白くなる』(共編著、ミネルヴァ書房、2016年)、『場面の切り替えから保育を見直す――遊びこむ実践で仲間意識が育つ』(共著、新読書社、1015年)などがある。連絡先:naotoha@jt6.so-net.ne.jp
野本千明(のもと ちあき)
1961年まれ。大津市子育て支援センター副所長、保育士。主な著書に『困難を抱える子どもに寄り添いtpmpに育ち合う保育』(共著、新読書社、22011年)、『子どもと保育者の物語によりそう巡回相談――発達がわかる・保育が面白くなる』(共編著、ミネルヴァ書房、2016年)がある。