図書出版の「群青社」には人の心の奥深くを探求する、たくさんの素晴らしい本がございます。

図書出版 群青社

特別支援教育 『実践 障害児教育④』

特別支援教育

教育基本法・子どもの権利条約・七生養護学校事件・性教育攻撃・子ども理解・自己の育ち・自己理解・支援・特殊教育・特別ニーズ教育・新自由主義教育改革・個に応じた教育・自立への教育・個別指導計画・生活主義教育・原教科教育・職業教育・病弱教育・訪問教育・寄宿舎教育・青年学級・自閉症・パニック・パターン・遊び

『実践 障害児教育④』
             算数の授業をつくる

杉山敏夫
定価1,100円(本体1,000円+税)  A5判並製86頁

28の実践例を豊富な教材と写真で丁寧に解説。
明日からの教室での実践にすぐに役立つ!

私は、人や教材・教具と豊かに関わりあいながら「わかる・できる」算数の力を育みたいと考えています。そのために、わかってほしい算数の世界を露骨なほどに盛り込んだストーリーを作ります。場面を固定し、絵本、紙芝居、大道具、小道具を揃え、リズム、歌、演技力で子どもたちを学びの「場」に引き込もうと、わくわくしながら子どもたちの参加を仕掛けます。(「おわりに」より)

目次
  〈すてきな数のドラマの世界〉
  • 先生!ぼく、みつけたよ!――仕掛け、発見、感動、伝えあい
  • 自分もまんざらじゃないよ――「わかる・できる」世界の広がりは人を優しくする
  • おら、まちがえるもんか!――構造の世界がわかることは自信につながる
  • 焦らなくてもいいよ、前よりずっとすてきだよ――他と比較することはない
  • 自分にできないことは人に頼めばいいんだよ――人はみんな依存しあいながら生きている
  • 元気になれたね――どの子も飛躍する可能性を秘めている
  • 算数で要求を高める
  • 教具を介して人と関わりあう
  〈算数の授業の実際〉
  • *1~28まで教材・教具を示して解説
著者紹介

杉山敏夫(すぎやま としお)

1949年、東京生まれ。1975年、東京都公立小学校教員採用、東京都心身障害学級(知的固定制)、東京都知的障害養護学校中学部、東京都心身障害学級(肢体不自由固定制)、東京都公立小学校、東京都心身障害学級(知的固定制)を経て、2010年3月定年退職。主な著書に『障害児のわかる力と授業づくり』(共著、森博俊編、ひとなる書房)、『障害児のための算数・数学授業づくり』(共著、有働浩子・松井幹夫編、東京都障害児のための算数・数学研究会)、『「特別ニーズ教育」「特別支援教育」と障害児教育』(共著、森博俊編、群青社)、『「特別支援教育」で学校はどうなるか』(共著、越野和之・青木道忠編、クリエイツかもがわ)などがある。