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図書出版 群青社

特別支援教育 『「特殊教育」論の新転回と対抗的実践の課題』

特別支援教育

教育基本法・子どもの権利条約・七生養護学校事件・性教育攻撃・子ども理解・自己の育ち・自己理解・支援・特殊教育・特別ニーズ教育・新自由主義教育改革・個に応じた教育・自立への教育・個別指導計画・生活主義教育・原教科教育・職業教育・病弱教育・訪問教育・寄宿舎教育・青年学級・自閉症・パニック・パターン・遊び

『「特殊教育」論の新転回と対抗的実践の課題』
             

森 博俊
定価2,420円(本体2,200円+税)  A5判並製260頁

「特別支援教育」の源流を読み解く!
新学習指導要領のめざす新しい「特殊教育」の掲げる、「自立への教育」「個に応じた指導」「本人・保護者のニーズへの対応」」「選択」の保障などの言葉自体が権利としての障害児教育実践とは異質の現実を生み出す。
障害をもつ子どもたちの発達と権利を保障する教育の方向を1年間にわたる集団討議を経て収録。

目次
Ⅰ部  
  • 1章 「特殊教育」論の新転回と対抗的実戦の課題
  • 2章 権利としての障害児教育の実践的課題
Ⅱ部  
  • 1章 「個別の指導計画」と障害児教育実践――東京都「個別指導計画」の批判的検討をとおして――
  • 2章 「職業教育の充実」と高等部教育
  • 3章 「養護・訓練」から「自立活動」へ
  • 4章 学校における交流問題と「交流教育」――K小学校の実戦に学びながら
Ⅲ部  
  • 1章 教材と友だちとの出会い――小学校障害児学級・国語の授業実戦
  • 2章 「自分もすてたもんじゃない」――中学校障害児学級・国語の授業実戦
  • 3章 子どもを丸ごと受けとめる――養護学校高等部での実戦
著者紹介

森 博俊(もり ひろとし)

1948年、東京生まれ。都留文科大学名誉教授。障害児教育・臨床教育学専攻。知的障碍教育論・臨床教育学研究者。主な著書に『「特別ニーズ教育」「特別支援教育」と障害児教育』(共編、群青社、2002年)、『教師の子ども理解と臨床教育学』(共著、群青社、2006年)、『先生は、お花に水をあげるような勉強をしてくれた』(共著、群青社、2007年)、『シリーズ子ども理解と特別支援教育』①~⑤(編著、群青社、2018年~2020年)などがある。